疾患を正しく知ろうVOL.2 感音難聴ってなーに?
疾患を正しく知ろうVOL.2
感音難聴ってなーに?
感音難聴ってなーに?
ZENPEの代表顧問医師で、当疾患の日本における研究班代表でもある国立病院機構東京医療センターの松永達雄先生に、前庭水管拡大症・ペンドレッド症候群を分かりやすく解説していただきました。
感音難聴
蝸牛や聴神経の問題によって引き起こされる当疾患で認められる難聴です。
単に小さな音が良く聞こえないということだけではなく、次のような特徴を伴う場合があります。
1.特定の周波数が聞こえづらい
これにより会話や音楽の一部が聞き取りづらくなります。
2.音が「にぶい」
音が元々の響きや明瞭さを失って何かに包まれたような「にぶい」感じがします。
3.音が歪む
音が不自然に歪んで聞こえることがあります。
この他にもたくさんの聞こえづらさがありますが、どの音がどのように聞こえづらいかは、千差万別です。
聴覚障害者が100人いたら、100通りの聞こえの悪さがあります。
治療法としては、補聴器や人工内耳などの補装具の利用が考えられますが、聞こえづらさを完全に解消する方法はまだありません。
医療監修国立病院機構東京医療センター 松永達雄先生
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ZENPE.mag 編集長のmiwaです!2022年生まれの前庭水管拡大症の娘を育てる母として日々奮闘中。診断時、情報の少なさにショックを受けたことをきっかけに、ZENPE.magを立ち上げました。皆さんの知りたい!に応える情報発信をしていきます。