教えて先輩!学校生活を乗り切るコツ CASE.1 -M.Sさんの場合-
教えて先輩!学校生活のコツや工夫 CASE.1
-M.Sさんの場合-
持病を抱えながらの学校生活。
耳や発作以外は、皆んなと変わらない私たちの疾患。
一見同じだからこそ、いろいろな壁がある。
学校生活での工夫や努力皆んなの経験談、まとめてみました!
※医師監修ではなく、あくまでも個人の経験談としてお捉えください。
プロフィール
人物

M.Sさん
- 28才
- 女性
- 看護師
症状
- ペンドレッド症候群
- 耳あな型補聴器装用
履歴
- 私立幼稚園に通園
- 私立小・中学校 普通級
- 私立高校 普通級
- 私立4年生大学
聴力
- 幼稚園生〜大学生
- 左 35〜65dB 右 55dB〜95dB
- 現在
- 左 60〜65dB 右 90〜95dB
インタビュー
1.学校生活での自分流の工夫、教えて!
学歴を教えてください。
私立幼稚園年中から社会デビュー! 市立小学校 普通級、市立中学校 普通級 私立高校 普通級 私立4年制大学
普通校に通うにあたり、良かったこと、大変なことはありましたか?
良かったこと:アルバイトや社会人になった時に、健聴者との関わりの中スムーズに馴染むことができたと思う。健聴者の声のトーンやニュアンス(本音と建前など)を自然と身につけられた。 大変なこと:小学校に上がると他者への関心も高まり、自分だけ補聴器をつけている中でみんなより聞こえにくいんだということを徐々に思い知らされた。それに順応して自ら対策をとっていかなきゃ行けないのは大変でした。
療育や習い事はしていましたか?
小学校に上がって担任より「ことばと聞こえの教室」の紹介され、放課後に他校へ行って参加していた。頻度は覚えていないが、小学校卒業と共に終了しました。 ベビークラスから習っていたスイミングスクールに。高3まで続けていました。水の中にいると声が響いて補聴器していない聴力よりも聞こえが良かった気がします。
先生の声や指示を聞き取るための工夫や周囲にサポートをお願いしていましたか?
私がお願いしたというより、小中は母が担任にこうしてあげて欲しいと伝えていました。 小学時代は、聞こえる方の左から話しかける、クラスの席は真ん中か教卓から見て左側で真ん中より前方の席、そのくらいだったでしょうか。当日はそこら辺しか席替えも融通が利かず、左しか補聴器をつけていなかった為に、つまらなさを感じたこともありました。 周囲へ直接働きかけたり出来るようになったのは、大学の頃からでした。それまでは、言いにくさや友人だけ知っていればいいや程度でした。