みんなの症状教えて!CASE.3 -M.Oさんの場合-

みんなの症状教えて!CASE.3-M.Oさんの場合-

この疾患は個人差が大きく症状もバラバラ。
だからこそ、みんなの症状を知り予備知識を入れておくことでそれが起こった時の心構えになれば。
そんな想いから皆んなの症状、集めました。
※医師監修ではなく、あくまでも個人の経験談としてお捉えください。

プロフィール

人物

M.Oさん

  • 61才
  • 男性
  • 理容業

症状

  • 前庭水管拡大症
  • 両耳:人工内耳

履歴

  • 地域の幼稚園に通園
  • 小・中・高 普通級
  • 専門学校

聴力

難聴発覚時(3歳)

左 70dB 右 75dB

現在

左右 スケールアウト

インタビュー

1.症状のAtoZ教えて!

発覚の経緯

3歳の頃、聞こえていないとの事で補聴器を装用し始めました。
この頃からめまいを繰り返しながらの聴力変動が始まりました。
耳鼻科にも行きましたが、 医師からは「気のせいだろう。特に異常はない」と、言われたそうです。
その為、何故めまいがするのかは分からず、症状が落ち着くまで寝て安静にしていました。

22歳の時に初めてスケールアウトになり、
MRI・CT共に撮らないで診断されたので、今から思えば誤診ですが、22歳の時にメニエール病と診断されました。
少しでも聴力が回復するようにとの想いで、スケールアウト時に、聞こえていなくても補聴器を付けていました。
その後、23歳の時に左耳が105db 、右耳も110dbまで回復しました。

今から16年前、45歳の時に、dbが下がった訳ではないのに補聴器を付けていても、
会話が成り立たないくらいに聞き取れなくなった事があり、
1ヶ月程入院をして治療をしていましたが、なかなか回復しないので、
その時に初めて医師から人工内耳を考えて下さいと言われました。
その時にMRI とCTを撮りましたが、
内耳には問題ないと言われ、前庭水管の拡大を見落とされていました。

50歳の頃から、聞こえの範囲が狭まり、聞こえていた音が徐々に聞こえなくなってきたので、
補聴器を替えてみたりと工夫をしましたが、
54歳の時に聞こえの範囲が更に狭くなり、きちんと検査を受けた方が良いと思い、
今の主治医に、めまい、聴力低下、聞こえの範囲が狭まる事を説明したら、
その場ですぐにMRIとCTを撮ることになり、
前庭水管拡大症と診断されました。
この疾患は、進行性難聴が特徴の一つなので、
「補聴器を付けていても聞こえなくなるのも時間の問題」と言われ、
左耳は55歳、右耳は57歳で人工内耳手術をしました。

聴力変動の頻度

3歳から15歳まで、【めまい発作を伴う聴力低下をしては回復】を2ヶ月間隔で繰り返していました。
15歳以降は経験から学び取り、めまいを誘発させないように自分で工夫をしていました。
例えば、

・長時間下を向かない。
・急に振り向かない。
・頭位を急に変えない。

です。
高校3年間は何も無かったのですが、
社会人になってから
めまい発作が頻繁に起きるようになりました。
私の場合は、聴力低下をしてからめまいが起こります。
聴力低下をする際、【エコーがかかって聞こえ始めた後、めまいを起こす】という流れです。
人工内耳装用してからは聴力の変動がないので、めまいが起こらなくなりました。
耳鳴りも完全に消えました。

発作の有無とその内容

めまい発作時は、3日間寝たきりになります。頭を1mmでも動かすとめまいを起こして嘔吐をしていました。

               

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