\出展レポート/第126回日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
\出展レポート/日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
学会初出展、どうだった?
2025年5月27日(火)~30日(金)で行われた日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会にZENPEが初めてブース出展をさせていただきました!
まずはお写真をご覧ください!顧問医師の先生方を始めとし、たくさんのお医者様がブースに足をお運び下さいました。
正直悩んだ学会出展・・・。
なぜ悩んだかというと・・・
1.ZENPE設立記念イベントが6月8日と迫っていた
学会の期間が5月27日から30日。そして全く終わっていないイベント準備、、。果たして間に合うのか!?
2.代表以外の運営がみんな遠方に住んでいる
横浜で行われる学会。しかし、都内在住は私のみ!皆さん遠方にお住まいです。
3.時期尚早なのでは・・・
会を立ち上げたばかりのZENPE。実績が少ないどころかパンフレットも無ければ名刺すらありませんでした。
悩んだ末に出展させて頂いた学会ですが、本当に出展させていただけて良かったです。
設立記念イベントの準備と並行して、名刺やチラシ、ポスターを慌てて制作!なんとか学会までに間に合わすことができ、遠方にもかかわらず、搬入や子供の遠足付き添いで行けなかった時間帯にブースに立って下さるなど、運営メンバーみんなの力を合わせて難局を乗り越えることができました。
医療機器などを扱う、立派な企業展示ブースがほとんどの中、有難いことに会場入ってすぐのとても目立つ場所にZENPEブースを配置いただけ、そのお陰もありたくさんのお医者様に前庭水管拡大症・ペンドレッド症候群の会をアピールすることができました。
沢山のお医者様にお声がけさせていただきましたが、「こんな会知らなかった。患者さんに伝えるよ」と、暖かいお言葉を頂いたりと、とても励みになりました。
中には、既にZENPEを知ってくださっているお医者様もいてくださり、手探りながらも様々な方法で周知をしてきたことが少しづつ実を結んでいる事実に感動しました!
希望の星との出会い。前庭水管拡大症の耳鼻科医、吉田翔先生。
学会2日目、いつものように前庭水管拡大症のチラシを配っていたZENPEブースに、思いがけない出会いが訪れました。
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私も前庭水管拡大症です
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と声をかけて下さったのは、スラリとしたオシャレな男性。
パッと見、医者には見えない(失礼!)その方が、日本赤十字社長崎原爆病院 耳鼻咽喉科、吉田翔先生でした。
吉田先生は、前庭水管拡大症と共に、難聴の中でも最も重い2級の障害者手帳を持つ当事者でありながら、耳鼻咽喉科医として活躍されています。
そのきっかけは、大学生の時に参加なさった講演会。参加者からの質問に、自分の経験談だけでしか答えられず、「医学的な知識からも支えたい」と強く感じたことでした。
「聴覚障害のある人やその親御さんを、もっと支援したい」という熱い思いが、先生を耳鼻科医の道へ導いたのです。さらに驚くことに、先生はデフリンピックのバレーボール選手としての経験も!その多才さと情熱に、ただただ感動しました。
「吉田先生の物語を、ぜひ多くの方に届けたい!」と、いてもたってもいられず、その日のお昼休憩の合間にZENPEとしてインタビューをお願いしたところ、快くOKしてくださいました。
佐賀県にお住いの先生。学会最終日の朝、このチャンスを逃すと撮影できる日がなかなか無いと思い、
ダメ元で「写真撮影もお願いできませんか?」とメールで打診。一眼レフカメラを抱えて学会会場に向かいました。
さすがに急なお願いで失礼だったかな…とドキドキしていたところ、
吉田先生は笑顔でブースに現れ、「で、どこで撮りますか?」と気さくに声をかけて下さいました。その懐の深さに感謝感激!
撮影中も興味深いお話をたくさんしてくださり、あっという間に時間が過ぎました。
「私の親も含め、講演会などで保護者の方に【その当時助けられたものは?】と、質問をすると
【当事者たちや保護者の集まり】と答えられることが多かったです。今の時代はデジタルが目まぐるしく発達しており、今後はZENPEのような活躍が活かせるのではないのかと期待しております」と、お優しいお言葉をくださいました。
前庭水管拡大症やペンドレッド症候群を抱える患者・家族にとって、吉田先生はまさに「希望の星」。
自身の経験を活かし、医学の力で多くの人を支える姿は、私たちに勇気を与えてくれます。
この日撮影せさていただいた写真は、先生の特集記事とともに近日公開予定!
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どうぞお楽しみに!
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ZENPE.mag 編集長のmiwaです!2022年生まれの前庭水管拡大症の娘を育てる母として日々奮闘中。診断時、情報の少なさにショックを受けたことをきっかけに、ZENPE.magを立ち上げました。皆さんの知りたい!に応える情報発信をしていきます。