ZENPEな人工内耳ユーザー!騒音下での聞き取り改善法
ZENPEな人工内耳ユーザー、ちょっきんによる
音楽リハビリのススメ!始め方からコツまで

ZENPEな人工内耳ユーザー、ちょっきん的3つのポイント!

1. 短い曲から始める
2. 慣れ親しんだ曲をチョイス
3.何度も繰り返し聞く
私は術後7日目に音入れを行い、その後すぐに退院しました。ST(言語聴覚士)と相談し、
音楽を使ったリハビリのために専用のマップを作成してもらい、翌日から自宅でリハビリを開始しました。
最初の1ヶ月間は、毎日同じ曲を3時間繰り返し聴き続けました。
ポイントは、脳に記憶されている音楽を選ぶことです。
最初は「チューリップ」や「ちょうちょう」といった短い童謡がおすすめです。
覚えている歌詞やメロディと、耳で聞く音が脳内でつながるまで、何度も繰り返すことが重要です。
小さなお子さんの場合は、まず1節だけを短く繰り返し、徐々に長くしていくと良いでしょう。
歌詞を声に出すことも効果的なリハビリになります。
私の場合、最初は音が聞こえてもメロディや歌詞は分からない状態でした。
2週間ほど経つと、脳に記憶されている歌詞と、耳で聞く音が少しずつリンクし始めて
ようやく「音楽」として聞こえるようになりました。
曲の全体像が完成して聞こえるまでには、1~2ヶ月かかりました。
1曲が完成して聞こえるようになったら、別の曲をまた1から始めると良いでしょう。
完成した曲も、繰り返し聴くことをおすすめします。
私は矢沢永吉さん、八神純子さん、渡辺美里さん、X JAPANさんなど、さまざまな音楽を繰り返し聴いてきました。
術後6年が経った今でも、週に1回、3時間ほど音楽を聴く習慣を続けています。
毎日繰り返し聴くことで、昨日まで聞こえなかった音が聞こえるようになったり、
音や歌詞のピースが少しずつ埋まっていく感覚があります。
最終的なゴールは、かつて記憶していた楽曲を再び楽しめるようになることです。
そうしているうちに、補聴器では聞こえなかった部分も人工内耳で聞こえ、
「こんな曲だったんだ!」という更なる感動体験も得られます。
※医師監修ではありません。個人差もある為一つの経験談としてお捉え下さい。
ZENPE.mag 編集長のmiwaです!2022年生まれの前庭水管拡大症の娘を育てる母として日々奮闘中。診断時、情報の少なさにショックを受けたことをきっかけに、ZENPE.magを立ち上げました。皆さんの知りたい!に応える情報発信をしていきます。